就職 転職(分析シートのおすすめ)

「会社辞めたいなあ」と思ったら、

下記を読んでください。

 

私は、2度の転職を経験しています。

29歳の時と44歳の時です。

一回目は、ソニー(株)への転職です。

1999年、ソニーは電気メーカーの勝ち組でした。

テレビは、VEGA、ビデオはHi8、オーディオは、MD、ゲームはプレイステーション

業界のデファクトスタンダードを抑え、圧倒的な支持で市場を席捲していました。

当時私は、松下電器産業(株)に勤めており、ソニーに完敗する自社に

対してのジレンマを感じておりました。

【チャレンジ】

当時私は、独身で、チャレンジ精神が旺盛でした。

業界トップの企業に行ってやろうという強い意志が強かったと思います。

もちろん、不安が多かったのは事実です。

【pros and cons】

転職するメリットとデメリット、リスクとオポチュニティーを当時箇条

書きにしていたのを覚えています。

給与、待遇(給与以外)、将来性(会社+個人)、海外赴任、勤務地、(業務を通じて得られる)スキル等々です。

書き出すと、ノート1ページぐらいにはなったと思います。

もう、そのメモもどこかに行ってしまいましたが、今でもそれは概ね

当たっていたなあと思います。

例えば、給料です。

当時ソニーは、月35時間までは残量協定無しであり、一方松下は29.75

時間でした。

そこで2500円*5時間の1.3万円程度の差があり、

本給も26.5万円と29万で3.5万円の差がありました。

それに、ボーナスが65万円と85万円で20万円ほどの差があった

ので、やはり、給与面はアップしました。

その後も、残業申請が80時間まで出してくれる部署に異動し、また、

2年後に係長代理に昇格し、

900万円はすぐ超えたように記憶しています。

また、デメリットとして懸念していた、国際性では、予想通り進んで

おり、日本人というアドバンテージは

全くなく、海外赴任のチャンスは結局一度も訪れなかったです。

松下に残っていれば、遅かれ早かれ、赴任していたであろうことを踏ま

えると、とても残念でした。

【勤務地】

特に、関西、名古屋圏に本社のある、巨大企業の勤務の方で、東京本社

の会社を選択する場合、注意することは、地元に戻る機会が減るという

ことです。

ソニーはとても大きな会社ですが、本体の親会社の社員の内、大阪で

働く機会はありません。

今は、半導体事業本部が、ワンフロア準備して、100名程度の社員が

いますが、それは、半導体のエンジニアだけであり、間接部門ではあり

ません。言わんとすることは、大阪無し、で会社が回る巨大企業がある

ということです。

これを読んでいる、東京の人からすると、“あたりまえ”に聞こえるかも

しれませんが、大阪人にとっては、100東京でも20-30は大阪では?

と思うところがあります。もちろん採用出身校であるとか

国内販売実績等ではそのような数値であっても、ホワイトカラーの職員

比率は、東京本社企業では、20-30も関西に比重が無いところもある

ので、注意が必要です。

私もソニーに入社後、技術系の人にどうしてソニーと聞いたときに、

ソニーは地方転勤がすくないから、東京か海外か?

しかないから、魅力的なんです。ほかの大手だと、地方に工場や研究所

があり、東京で働くことすら、可能性が低いからだ」

といっていました。たしかに、新幹線に乗っていても、工場だけで

なく、研究所も地方のところはありますね。つくばが地方?といわれる

と、やっぱり郊外であることには確かです。むかし、品川駅の

インタシティーC棟に設計部隊があり、高層ビルの中に、ラボが

ありました。そこそこ、大きな配管がはりめぐらされており、あのよう

なインテリジェントビルをラボに使用するのは大変珍しいと思います。

夜、レインボーブリッジと東京タワーが、その高層フロアから眺める

ことができ、彼の言っていたことも、首都圏の就活希望の理系大学生

では常識なんだなと思いました。

【アドバイス

個人的なご相談がありましたら、

何なりとメールください。

ともかく、転職したいなあと思った際は、私のように一度、箇条書きで

よいので項目ごとに記載することをお勧めします。

そうすると、冷静に転職すべきか?どうか?

ということになります。

なお、これは、内定が取れてからの話なので、まず受かるだけの力が

必要です。

客観的なキャリアアップ(給与、ブランド、福利厚生、スキル)を

目指す場合、よほどの努力と個人的な魅力、もしくは、

現在ブラックな会社に在籍してる現状でない限り、難しいと思います。